Instagramのコンテンツは「ときめくか?」が鍵。
お店や企業にとってSNSでの情報発信は、お客様とより密な関係性を築くために今や不可欠なツールです。SNSで定期的に情報を発信することで、親近感を感じさせるより近いコミュニケーションをとることができます。
今回は、SNSの中でもコンテンツをよりビジュアル的に捉える傾向の強い、Instagram(インスタグラム)のSNSデザインについてまとめます。
目次
● 魅力的なInstagramアカウントとは?SNSデザインが必要!
《効果的な発信を行っている事例紹介》
●松屋
●とらや
●J. Hannah
●CHANEL
●サブリナ・カーペンター「Singular: ActⅡ」
●まとめ
魅力的なInstagramアカウントとは?SNSデザインが必要!
Instagramは現時点(2020年5月)においてはリツイート機能がないので、情報を発信するにしてもまずフォローしてもらうことが重要な鍵となります。
もう1つのメジャーなSNSであるTwitterと比較してみましょう。
InstagramはTwitterに比べると、
- コンテンツをビジュアルとして捉える傾向がある
⇒商品・サービスの魅力をビジュアルで伝えやすい。インバウンドにも向いている。 - コンテンツを「溜める」要素がある
⇒何かのきっかけでアカウントへアクセスした際、フィード上の過去の投稿をチェックしやすい。
第一印象が良ければフォローしてもらいやすいですし、ショッピング機能などもあるので最終的には購買に至る可能性も高いです。
これらのことからInstagramにおけるSNSデザインで重要なポイントは
①プロフィールページの第一印象が良いか
一目見たときにフォローしたくなるフィードか?
②各コンテンツにときめくか
購買したくなる内容か?購買し自分もシェアしたくなるか?
大きくまとめるとこの2点です。
具体的にデザインしていくものとしては、投稿画像・ストーリーズ画像・(プロイフィール画像)などが挙げられるかと思います。
プロフィール画像はすでにロゴがある場合それを使用することが基本的には多いと思いますが、投稿画像・ストーリーズ画像は季節のキャンペーンなどに応じて押し出すイメージが変わっていきます。
また最近では、顔や背景をリアルタイムに加工できる「ARフィルター」も流行しています。
海外ではDIORを始めとするブランド・企業がオフィシャルフィルターを発信しているケースも少なくありません。ストーリーズで使ってもらうことによって、アカウントをさらに拡散させる効果を狙っているようです。
ここからは、Instagramで効果的に情報発信をしている企業・ブランド・アーティストの事例をいくつかご紹介したいと思います。
「松屋」のInstagram
本来のイメージとは打って変わり、ポップでおしゃれなビジュアルに溢れる松屋のInstagram。
日本のインスタグラムのメインユーザーである10代から30代後半の女性にターゲットを絞り、情報を発信しているそうです。
ターゲット層に人気のインフルエンサーを起用して行ったPRは、その意外性のある組み合わせと雰囲気でターゲットのハートを掴み話題を呼んでいます。
キャンペーンでは松屋Tシャツのプレゼント企画も…
「とらや」のInstagram
老舗和菓子店「とらや」の公式Instagram。
ずらりと並ぶ和菓子の一覧はずっと見ていても飽きないほど、購買意欲を掻き立てる美しさです。
一覧で見たときにも統一感がある、極限にシンプルな構図が和菓子の繊細さを引き立てます。
またビジュアルに目が行きがちなInstagramですが、各投稿にその和菓子の起源について記載されているのも素敵です。
「J. Hannah」のInstagram
LA発のジュエリーブランドJ. HannahのInstagram。
フィードを見るだけでブランドイメージが伝わる統一感のあるコンテンツです。
こういったコンテンツの場合は写真選びや写真の加工も大切ですが、J. Hannahはしっかりとブランディングされているからこそ計画的にイメージを打ち出せています。
定期的にアップされるストーリーではテンプレートを使用し、ブランドイメージに沿った情報発信をしています。
ブランドの世界観そのものにファンがつくJ. Hannahの魅力が伝わってきます。
「CHANEL」のInstagram
ファッションだけでなくコスメブランドとしても人気を誇るシャネルですが、Instagramではキャンペーンごとに統一させたビジュアルイメージを発信しています。
コンテンツは1つ1つグラフィカルに作り込まれているものも多く、さすがは世界のハイブランドといった感じがします。
コラージュアートのような投稿は、定期的にYouTubeで配信される「Inside CHANEL」のティーザーコンテンツです。
フランスの映像プロダクションFalabracksが手がけており、シャネルの歴史について解き明かす本ショートフィルムシリーズはどれも圧巻の映像美です。
サブリナ・カーペンター「Singular: ActⅡ」のInstagram
アメリカのティーンに人気の歌手、サブリナ・カーペンターのツアー用アカウント。
イベント系アカウントなども参考にできる事例かと思います。
アルバム「Singular」のキャンペーン全てのブランディングをAMBER PARKが手がけました。
コラージュアートをベースとする計算しつくされたコンテンツのビジュアルは、アルバムの世界観が存分に表現されておりファンを満足させる絶大な効果があるでしょう。
アルバムのジャケットからツアーPRデザイン、ツアーグッズまで全て1つのデザイン事務所がディレクションし、デザインしているため世界観が統一されビジュアルの効果が最大限に活かされています。
ブランディングでファンの心を掴むInstagramアカウントへ
Instagramはまずフォローしてもらうことが大事です!
このことからも、フィードから感じられるアカウントの印象はかなり重要なポイントになってきます。
投稿内容そのものが大事なのはもちろんですが、それだけでなく画像をアップした際にプロフィールのフィード上でどのようなイメージになるのかを念頭におきながら発信していくことが大切です。
投稿・ストーリーズ・IGTVなど様々な機能があるInstagramにしかできない、有益で新しいコンテンツをお客様とより近い立場で日々発信していきましょう!
デザインのお悩み・ご相談など、お気軽にお問い合わせください
Jessica Maiko Tam
PLAN Jのグラフィックデザイナー。愛知県生まれ。
ここでは日々の生活にまつわる「これいいな!」と思ったモノ・コトを私なりにキュレーションして発信しています。普段は“生活を豊かにするクリエイティビティ”を基軸としたデザイン従事者。
JESSICA M. TAM
PLAN Jのグラフィックデザイナー。愛知県生まれ。
ここでは日々の生活にまつわる「これいいな!」と思ったモノ・コトを私なりにキュレーションして発信しています。普段は“生活を豊かにするクリエイティビティ”を基軸としたデザイン従事者。
FOLLOW ME !
InstagramではPLAN Jのデザインやアートワークを発信中👀
Twitterでは本ブログの更新情報をキャッチすることができます。